パリの老舗ブランド「キャシャレル(Cacharel)」は、1962年、ジャンブスケによってカジュアルブランドとしてスタートしました。
そのポップでキュート、カラフルなプリント柄は、創業当時からイギリス・リバティ社とのコラボレーションによって、伝統的な「リバティープリント」を採用することで生み出されてきたものです。
大人の女性スタイルを希求しながらも、そのモチーフにはフェアリーやプリンセスの影が見え隠れする独特のフェミニンかつポップなコレクションが、長い間人気を誇ってきました。
1990年代には、日本人デザイナーの田山淳朗が活躍、2000年代に入ってからはスザンヌ・クレメンツ(Suzanne Clements)とイナチオ・リベイロ(Inacio Ribeiro)によるユニットが、「キャシャレル(Cacharel)」を牽引しました。
こうした優れたデザイナーに恵まれたことも、同ブランドが長い間愛されてきた秘密といえるでしょう。